桑名宗社(春日神社)

地元では「春日さん」と親しまれている「春日神社」。正式には、 桑名神社と中臣神社の両社を合わせて「桑名宗社」といいます。古くから桑名の総鎮守として崇敬され、8月にはユネスコ無形文化遺産に登録されている「石取祭」が行われます。社宝として「村正」の太刀や徳川家康坐像などを有しているのも特筆すべき点です。

日本随一の青銅鳥居、立派な楼門が出迎えてくれる「桑名宗社」。桑名神社と中臣神社の両社を合わせた名称で、古くから桑名市の総鎮守とされています。桑名の繁栄を支えてきたことから「繁栄の神様」といわれ、さらに、奈良春日大社から春日四柱神を勧請合祀（かんじょうごうし）した中臣神社は「厄除けの神様」として桑名市民から「春日さん」と親しまれています。境内には春日稲荷神社、桑名東照宮なども祀られ、社宝として「村正」の太刀や徳川家康坐像、松尾芭蕉の短冊なども有しています。

「七五三は春日さんで」という市民も多く、ご祈祷を受けると千歳飴・お守り・破魔矢・クレヨン・お菓子詰合せ・シャボン玉なども授与されます（7月中旬～12月末、祈祷料5,000円）。また、季節限定の御朱印や多彩なお守りも目を引き、「どれをお受けようか？」と迷うかもしれませんが、我が子が毎日安全に過ごしてくれるよう願うなら、肌身御守などはいかがでしょうか？ なお、お子様のおむつ交換が必要な場合は、併設する結婚式場のトイレが利用可能です。

ENJOY1

日本一やかましい祭「石取祭」

ユネスコ無形文化遺産に登録されている「石取祭」は毎年8月第1日曜日を本楽、前日を試楽として行われます。試楽日は午前0時に神前神楽太鼓を合図に各町内の祭車が一斉に鉦・太鼓を叩き出すことから「日本一やかましい祭」と称されています。本楽日の夕刻からは春日神社への渡祭が始まり、祭のクライマックスに！天下の奇祭、一見の価値ありです。

ENJOY2

神様の近くで咲く「金龍桜」

境内には桜が植えられており、春に見頃を迎えます。本殿の近くに咲くのは「金龍桜」。桑名城主松平定綱公が摂津国（大阪府）古曽部の金龍寺の原木から分植したものと伝わる桜です。若葉が赤褐色、花が白に近い淡紅色をしているのが特徴で、春の境内を彩ってくれます。

ENJOY3

「THE KASUGA」でランチやスイーツを

境内にはプライベートルームやバンケットホールを有する「THE KASUGA」があり、結婚式をはじめ、お宮参りやお食い初め、七五三などのお祝い、職場での歓送迎会を催すことができます。ふだんはレストラン、ラウンジ・カフェとしても営業しており、11：00～15：00（LO13：00）はランチメニューを、11：00～17：00（LO16：30）はデザートメニューやお茶を楽しむことができます。
※状況により営業時間が異なる場合があるため、事前予約がオススメ。