熊野古道伊勢路(紀伊山地の霊場と参詣道)の世界遺産登録を記念して建設された熊野古道センターは、古道を訪れる人々への熊野古道と周辺地域の情報提供や、地域の人々との交流を目的とした一大拠点。美術館のような建物と目の前に広がる美しい芝生はリラックス効果抜群で、これだけでもわざわざ来る価値があるスポットです。入場無料でオールバリアフリー、おむつ替えスペースありとさまざまな配慮もうれしい、子連れファミリーに優しい施設です。
2004年に世界遺産の登録された熊野古道。その歴史と魅力を凝縮した博物館と古道歩きの情報基地がひとつになったビジターセンターがこちらです。まずは地元尾鷲ヒノキを6549本使用した壮麗な建物で目を癒やし、中に入ってヒノキの香りを思い切り吸い込んで。そこから広がる広大な芝生では思い切り身体を伸ばしたら、最高のリフレッシュが完了です。展示棟では東紀州の歴史や成り立ちをさまざまな展示で紹介。熊野古道の貴重な情報も得られるので、古道歩きの前には訪れたい場所です。尾鷲ヒノキの電動自動車の試乗、企画展の展示ルーム、また料理教室やコンサートなどイベント開催も頻繁で、ちょっとしたアミューズメントパークのよう。徒歩3分の場所にある「夢古道おわせ」へ、ランチ&お風呂に立ち寄れば一日たっぷり過ごせます。
ENJOY1ヒノキ香る美しい建物と、広々芝生でリラックス
交流棟、展示棟、研究棟からなる建物は尾鷲ヒノキ製。中に入ると素晴らしい香りに包まれ、五感すべてに心地よい空間となっています。目の前には広大な芝生広場があり、遊び回る子どもたちをベンチで見守ることも可能。おむつ替えスペースもあるのでベビートラベル中の休憩スポットとしても重宝しそう。
ENJOY2映像で、展示で...熊野の歴史、自然、そして生活を学ぶ
古くから、熊野詣をしたいという人々が全国各地から集まり山道を歩いて来ました。実際の道具や装い、ルート等、その歴史や様子を丁寧に教えてくれる展示がとてもおもしろい。まずは映像ホール(豪華!)のショート映像で基本を学びましょう。古道の紹介や熊野地方の人々の生活など、全6種類、長さは10分程度とほどよいボリューム。視聴者はひとりでもOKなので、気軽にお願いしてみて。
ほかにも熊野の自然や暮らしを伝える展示も充実。古来の道を再現した直径3mの地形模型や大型映像投射の演出、ジオラマや実際の生活道具の展示、熊野地方に伝わる民話を人形アニメーションなどでリアルに楽しく昔の人々の姿がイメージできる工夫があちこちに。熊野の昆虫の標本コレクションは子どもが夢中になること間違いなしです。